イチロウQ2013 10/26【台風注意】

みなさま、どうもお久しぶりでスイマセン。

ツアーにお越しいただいた、甲府、御殿場、焼津、四日市、ラショウ神戸、姫路、滋賀、神戸、宇陀、福山、広島、北九州、大分、熊本の皆様、また応援いただいた皆様、ほんとうにありがとうございました。

18日に及ぶミユキタンゴツアーから戻りまして、しかし体調がなかなか戻らないまま、ライブとはちょっと違った連日仕事に突入したりして、この仕事やってきていちばん激務な一ヶ月となりました。今まででいちばん過酷なツアー、以降の朝仕事、夜仕事の連続ひねり技の連発…。死ぬかと思いました。

こうした日々も週末のイチロウQ2013で終わりです。

今これを書いている時点で、台風が微妙な感じです。先週の台風で私も散々な思いをしていまして、演る側が気合で乗り切っても来ていただけるお客さんはさらに大変ということを思い知ったので、安全第一でと考えています。
もし予定に変更があれば、すぐにここやfbやツイッターで書きますので、どうか気にしてやってください。

10/26(土)東向島プチローズ イチロウQ2013
スズキイチロウ(g)早川純(bn)磯部英貴(b)金子清貴(d)

長年ひとりでやってきた、タンゴという音楽を利用するという考えを、今年のまとめにしたいライブです。

今年、しばらく休んでおりましたイチロウQシリーズを復活させました。第一弾が旧来の元祖イチロウQ=ジャズフォーマットでECMなオリジナルジャズをやっていた2002製のもの、第二弾がイチロウQver2.0=南米風ベースレス、ガットギターにバンドネオンという編成でのもの2007年製、これにボーカルを加えてタンゴを利用しようとしました、第三弾が先日のうまぱんDUO=小森慶子、スズキイチロウDUO、これは震災前から2年9ヶ月ぶりだったそうです。と、これら3本の演奏、復習も兼ねて、メンバーのみなさんの友情に支えられ、復活させました。

最長で8年ぶりという編成もあったのですが、音楽というのはほんとうに不思議なもので、どの演奏もまるで先月やったばかりという感覚で、何のブランクも感じさせないどころか、空いた時間で、それぞれが成長しているところばかりが目立って、感無量でした。

忘れようとしても忘れらないもの、これは音楽の大きな魅了なのかもしれません。というか、ワタクシの稚拙な楽曲をみなさん、覚えていてくれてありがとう。

そして、これらの演奏をこんな長い間放っておいたのに、ずっと待っていただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました。遠く愛知県から来ていただいたかたもいました。12年ぶりに来てくれた人もいました。
前回8月のボーカル入りイチロウQver2.0は、タンゴを利用してどこまで自由に扱えるか、これが大きな目的でした。

今回はその逆で、タンゴのスタンダードをどこまでジャズフォーマットに持ってこれるか、つまりとうとう私のジャズなフィールドに、タンゴのスタンダードを数曲ですが、持ってくること。これが大きなテーマです。
もうひとつは、エレキギターという楽器をどこまでバンドネオンという魅力的な楽器と融合させることが出来るか、しかもジャズな方向で。これもやってみないとわかんないのですが、テーマとしています。

エレキはロックのような過激な音が得意な反面、とても繊細な一面を持っています。コレ、一般的には案外知られてないんじゃないかな。糸を紡いでいくような繊細さ、そんなことが私にできるかどうかは、まあ将来の目標としてまして、そもそもイチロウQをやろうと思ったとき、ここの部分をやってみたかったんですね。で、それをやるにはピックでただ弾くだけでは限界があると思って、指でエレキを弾くことを本格的に始め、ならばまずはガットギターで練習と少々いい楽器をなんとか手に入れた途端にタンゴ方面からオファーが来はじめて、コレ、渡りに船というか運命だったような気がするんですが、本気で関わったら、こんなに時間がかかってしまったという運命でありました。

7、8年も?はいそんなにたちますね。いやはやタンゴは難しい音楽で、指でギターを弾くのも、思っていたよりとても難しい、こんだけ練習してんのに、こんだけしか上達しない感じの連続でした。このイライラ感、わりかしワタクシは好きなのでこんなにかかってしまったと。はっはっは。

しかし、このペースで納得いくのは、ヘタするとお墓の中か、これでは困るのでね。

なので、そろそろ自分がやってきたほうに持ってこないとな、これが今年のイチロウQ復活の理由です。

タンゴを本気でやったここ数年で、まあ失ったものもありましたが、以前のジャズなお客さんとか時間とか?、手に入れたものが、少々マシに指弾きで楽器を扱えるということであれば私はコレ、いつかやらなきゃならなかったことで、しかも年齢的にこの時期しかなかったと思うので、良かったと思っています。そしてタンゴという実に難解で魅力的な音楽を少し手に入れることが出来ました。これも始めた年齢を考えると、幸運なことだったと思います。タンゴは難解で間口が狭く、高い演奏力を求められ、なおかつ上から目線な姿勢と誤解される色合いも(国内では)あってとっつきにくい印象が強いと思うのですが、いざどっぷりと関わってみると、実に奥の深い、心がこもった魅力的な南米ポピュラー音楽でした。

ジャズを利用するには、本来のジャズを知り、尊重する必要があると私は思っています。タンゴも同様です。そうでないと創造物にはなっても、どこかなんちゃって的で、その場のもので終わってしまいそうだから。なので古いジャズもずっとこっそり練習だけはしてきて、今さらながらジム・ホールあたりをやり直したりね。タンゴはミユキタンゴで鍛えられ、そこで覚えた曲を歌の伴奏あたりでギターだけでも弾けるように練習して、ついに先日ソロもやりまして、この日はタンゴを利用したものではなく、純粋にタンゴを弾きまして、やっとここまで来たかと。

いったりきたり。

ワタクシのような凡人は、お手本があって、それを研究して、融合させるくらいしか創れないので、でもそれはジャズとタンゴだけではなく、松田聖子も浜省もシャンソンもピアソラもいる、音楽にジャンルは関係ないという、これは持論というよりはまだそこまで達してないので、一種の主張のまんまなんですが、この理想に近づくためのこうした策略を練ってやっていこうとしています。今時点での感想は、確かにジャンルは関係ないけども…、時間がかかるなあ というものです。なので、時間がそもそもかかるものだと思ってしまえば焦る必要もないから、それでよいかな、とも思い始めています。一歩ずつです。
昔のように、ただ弾いてりゃいい、始まって終わればいいという時代ではなくなってしまいまして、これは悪いことばかりじゃないですよ、それだけ演奏家も増えて、質が向上しているってことだと思うんで、やるほうはノンキにやってられないから面倒ですが、それだけ尻を叩かれて、人のやってないことを自分で捜してまたは気づいて、また一歩やっていくということでね。

タンゴのギターなんて、しかもクラシックスタイル以外の方法でやってる人、ほとんどいないですから。これも誰もやってないからやってもいいかと思ったんですね。なので、まだまだ時間はかかるけど、これはこれでこれからも、やっていくと思います。ただ仲間は欲しいかな。ひとりでやるのは寂しいし、やっていることがいいか無駄かもわかんないので、正直しんどいです。

ほんとはスタンダードなジャズもやりたいんですが、これはワタクシの立ち位置では、他に専門家がたくさんいるし…、呼んでもらえばそりゃあもう尻尾フリフリでどこでも行っちゃうんだけど、自分でやるのはもっと先かな。その時まで練習して、他さんがあまりやってないことをコツコツ目指していようと思っています。でも利用はばんばんさせてもらおうかと。

きりがないですね

はっはっは。

音楽は思いつめてやるもんじゃないな 昨今の感想はコレです。音楽はお経でもないし、論文で私小説でもない。音楽は「音楽」です。ただし、過去の華やかな時代と違って、ただ飲んで騒いで日常を忘れるだけ、それでも良かったはずのものは、今少々時代に合わなくなってきて、これらと同時進行で、人に寄り添える要素、これも必要かな、私は今こう考えています。

今日は拍手もらわない方向で。

ラショウさんの名文句です。

昔習ってきた音楽方面から聴くと、これから演るものはつまらないからと開き直っているように響くこの言葉、コレ、そうじゃないんじゃないか、と、気が付いたんですね。

目先の拍手をもらいたくてやるものの先にあるもの。

勇気のいることですよね、我々ミュージシャンからすると。

実際、来ないと気まずいし動揺してしまう。

ラショウさんのパフォーマンスは、確かに楽曲ひとつには拍手が来ない、で、ワンステージが終わった後の拍手は、来なかった分がまとめて、長〜い、そして暖かいのが来ます。いつも最後は喝采です。

…。
今日はフンドシなつもりでなかったんですが、例によって長くなりまして、スイマセン。
大切な要件は、あさって26日の、台風の件でした、これを書こうとしたんで繰り返しますね。

今回の台風は予想がころころ変わりますね。昨日までは、これはだめかと思っていたら、今朝はなんとかなるか、みたいな連続ですね。

もし予報が悪い方向ですと、安全のためやむを得ず中止の線があります。

ここやfbやツイッターで、開催情報を当日まで流します。お気を留めていただいている皆様、最新の情報にご注意ください。

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*写真はツアー一日目、しかも一曲目、甲府桜座にてワタクシの楽曲「風の吹く町Ciuda de los vientos」を演奏するワタクシとワタクシの神様、加藤崇之氏、長年思い描いていた夢が勝手に叶ってしまった瞬間です。

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