Saboten Brothers イチロウQ ver1.0 2004

みなさまこんばんわ。

ナガイネ!で勝負のフンドシブログでございます。ジャズに馴染みのないかたに向けて、自分の音源をいじりながら、解説を行なっているつもりのものです。前回は一転して暗〜いバラードをご紹介しまして、ジャズを解説するもなにも、この音源のどこがジャズなんだこのやろうと、作者の期待とは裏腹にさらにお読みになっているかたが減ったとおもいますが、漕ぎだしてしまった船なのでしょうがありません。

そのお詫びというわけではないのですが、今回は一転してやけに明るいコレ。しかもワタクシの曲では珍しい4ビート。

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これは未公開の音源ですので、ここだけの紹介です。タイトルがSaboten Brothers、邦題はそのまんまサボテン兄弟でしょうか、そこまで考えたことがないです。

譜面はコレです。score

同姓同名のB級映画があるらしいのですが、ワタクシ見たことないので、関係ありません。このタイトルは私がつけたのではなく、うちの奥様がサボテンな感じだと命名しました。
しかしタイトルがいつもいい加減ですね、性分がいい加減なんですね。作って気が済んじゃうというか。最後まで責任を持てない性分なんですね。

楽曲タイトル。

振り返りますと、ワタクシの過去の作品には、ひどいタイトルというか、オチョクったとしか思えないものが多々あります。

・ヨコハマブルース(ベイスターズファンなので)、・HoboBrazil(ほぼブラジル=作ったときインチキボサノヴァだったから)、・USI Road(北海道旅行記念に作った”牛ロード”)、ここいらはまだいいほうで。

・Fly de Pang!(フライでパーン=フライパンのこと)。意味不明。

・Bap Boin。
ラテンの名曲The Manbo innという曲、マンボ_イン、うちの奥様がそれを聴いてマン_ボイン=え?ボインの男?と、まずおいしく勘違いし。だったらマンボでなく バップ ボインもどうかと。

ウケを狙って今作ったと思うかたもいるかもしれませんが、これは実際木村秀子クインテットでやってます。正確にいうと難しくてすぐやめたんですが。ホラこのとおりscore

誰か腕に自信のある方、どうぞ試してみてください。

もっとひどいのは。

・Samba de Masan (当時勤めていた経理の女の子が雅恵さんだったので。仕事やってるふりして作ったらたまたま目に入ったのが彼女だった)

・愛のセニョリータ (メセニーOfframp=邦題が「愛のカフェオーレ」を意識して)当時この曲はアクアクで何度も演奏しました。恥ずかしげもなく何度もMCで紹介してもらいました。スイマセン。

そして未来を予感する…コレ多分ジャズの曲としてはじめて人前でやったもんだと思うんですが。

・「パリのふんどし」。

これこそ、ウケを狙って今作ってると思うでしょう。ところが事実なんでしょうがないんです。ホラこのとおりscore

当時ワタクシ、パソコン売る仕事してたんで、コレなんと今から20年以上前の原譜なんですが手書きでなくPCで作ってあります。おそらく漢字Talk7と言ってわかる人はそうとうおやぢ入ってるとおもいますが、マシンはMacSE(16bit)でソフトはフィナーレの先祖、アンコールじゃないかな。印刷してるということは職場で作ったはずです。
タイトルのところに手書きで「なめてる」と書かれていますね、これはうちの奥様の字ですが、全くそのとおり。ついでに当時の勤務態度もナメてますが、ワタクシこの時営業所の所長やってました。そんな私がこんなことやっていたので今この会社はありません。

こんなタイトルの曲を当時演奏していただいたみなさん、ほんとうに申し訳ない。

…。

で、今回は意味もなければ中身もタイトルと関係ない、サボテン兄弟。まあ上記の一連と同類項です。

 

お察しのとおり、Jスコなバンドそのまんまなマウントフジなバブル曲で、だからイヤだとも思わず、書きました。動機は、ワタクシの曲たちは暗くて長くてお経みたいな曲ばっかりなんで、ライブ用に箸休めな曲が必要かと。

なんとニガテなブルース成分を使っています。ジャズの最重要なブルースという成分を「ニガテ」と安々と言ってしまうところが致命的ですね。

 

…。

前回にご説明したように、ジャズはすぐに誰とでも合奏できるフォーマットを持っています。

私は誰かと合奏ができればとりあえずどんな音楽でもいいタイプなので、私にとってジャズとは極めて合理的で、やりたいことに近い音楽システムだったわけです。

いつでもどこでも誰とでも、このスローガンにいちばん近かった。

この「いつでもどこでも誰とでも」な考えに、本来ジャンルは関係ないんですが現実的には

タンゴもクラシックも、人様と演奏するまでには長い譜面をなんとかしなければなりませんから下準備がたいへんですよね。合奏にいきつくまでに、まずメンバーを捜して、譜面を書いてパート分けして、これを送って練習期間を設けて、送られたほうは、譜面が読めないからもう何度も何度も弾いて暗記して、やっと合奏に辿り着くわけです。

ロックは譜面を見ないけれど、たとえば天国への階段やろうぜとなって、たいがい知っているとしても、アレ?サビ前ってライブバーション?そもそも忘れちゃたなーと途中で崩壊してしまってシュンとなったあと、3コードのブルースか一発もののファンクあたりが延々と…。

フォークは歌本があれはすぐできるけど時代の思い込みが強い性質があるので、友よ の後に 異邦人 となると、なんだかなあ 早く終わればいいのに22才の別れやろうよー という世代間のギャップがそのまま見えない壁に…。

 

その点ジャズは、その場で、「あれやろう」というともう次の瞬間に合奏がはじまります。スタンダードはそもそも古いので世代間のギャップもあまりなくて、各種品揃えもそこそこあります。そういうシステムになっています。

どうです、実に便利でしょう。

ワタクシが若かりし頃は、ジャムセッションをやっている店は少なかったんですが、今はどの町でも一軒くらいはそういうお店がありますよね。
つまりこのシステムを理解していれば、すぐに参加できてしまうという。

見知らぬ街に引っ越してもすぐに知り合いができるだけでなく。

昨今は若い娘さんや音大の女の子も来ますから。

座っただけでオカネ取られ続けてきたオヤヂさんたちは、とっても好都合。

今まで家で奥さんにウルサイと言われて、犬の散歩に楽器持って行って公園で練習していた日々がやっと報われる。

犬はやさしいですね、そんなオヤヂに文句のひとつも言わず寄り添ってくれます。耳下がってるけど。

その努力と犬の忍耐が報われる場所、それがジャムセッション。

その気になって、もうがんばって、オレオレパーカーとかオレオレメセニーとか。

オヤヂ天国です。

演奏後も生きてるマイルス聴いたことあるよとういうその話題で10分は注目される。

前も聴いたよその話 と思われても、本人は忘れているので問題はない。

フルーツ盛り合わせを注文されることもない。

夢のような空間です。

…。

まあこんなかどうかわかんないですけど、ここ10年でジャズを演奏する人は爆発的に増えたんですね。
そもそも譜面が増えましたし、音源は前に解説したとおり、youtubeでLP丸ごとタダで手に入る。

 

増えるのは時代の必然ですね。まあこれは良いことだと思います。電車でもロックな見かけでない楽器持ちな人やオヤヂさんをよく見かけるようになりました。

演奏するというカルチャーがここ10年で育ったってことですね。

 

ただ、音楽って飽きるという特長を持っているから…。

飽きてきた時に、そんな鼻の下を伸ばしたオヤヂをぎゃふんと言わせる、Cパーカーみたいな若者が出てくるのか。ならいいけれど。

使い捨てられてしまうのか。どうか使い捨てないでね。

なんつってもカラオケは業界が束になって毎年新曲を投じてなんとか飽きないように保っているんだけど、ジャズはね。

若者諸君。

そんなときにこのサボテン兄弟でもどうかと。

飽きたAnother Youよりはマシかもしれませんよ。この曲はあまり縛りもないし、かと言ってなんでもありのフリーなものでもないノンポリ曲なんで、誰でも出来ると思います。

曲自体がオヤヂなんでオヤヂをぎゃふんと言わせられるかどうかわかりませんが。

それと歪系のエフェクター持ち込みでは

女子にモテモテはないと思うけど。

Jスコにはなれるかと。→これこそがオヤヂか。

ならバップボインはどうか。こっちはかなりの難曲ですから弾けたらぎゃふんのモテモテなはずですが、

タイトル言ったらエロオヤヂ。

…。

いつもご愛読ありがとうございます。

そろそろ持ちネタ音源も底をついてまいりました。あと数回の辛抱ですので、どうか今後とも

…我慢してください。

  2 comments for “Saboten Brothers イチロウQ ver1.0 2004

  1. メグヤマ
    2013年3月25日 at AM 11:21

    前回の投稿で「音楽的には決して新しいことはやってないんで」と謙遜されていましたが、ボクは十分に新しいとおもっていますよ。
    どういうところが斬新なのかというと、ジョンスコみたいな音を出すところとか、ジャズフォーマットだからということではありません。もっと根本的、お人柄的なところなのだろうと思います。

    ジャズに限らず色々なジャンルや階層の演奏家と話をしてきましたが、多くの人は「ここまで完成していればステージで演奏できる」という方向の事を言います。でもイチロウさんはそういう性質の表現はせず、どうやってお客さんを楽しませ満足させるかということをおっしゃる。
    この出発点の違いです。自分でも良く分かりませんが多分聞いているボクの中の何かに、擦り寄ってくるようなものがあるのです。生身の「ぐにゃっ」としたものを感じるのです。
    そういう魅力がたまらないのです。
    もしかすると、ちんどん屋にとても近いのかもしれません。
    並んだタイトルを眺めていて、そんな気がしてきました。

    • ichiro
      2013年3月26日 at AM 1:05

      コメントありがとうございます。今回の曲はそうじゃないんですが、ワタクシの曲の多くはけっこうひねくれていて、コードを追ってやるだけでは面白くもなんともないようになってまして。小節を大きく捉えてやらないとサウンドしないみたいなんですね。今回バップボインの譜面、こんなもの10年以上見てもいなかったんですが、よく見るとコードの多くを弾かなくても良いと書いてあります。なんだソレひどいですねコレ。確かコルトレーンとDチェリーのアルバムみたいなのがやりたかったんです。難しくてできませんでしたが。

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