Nueve de julio – 7/9

みなさまこんばんわ。

「ナガイネ!」で勝負のフンドシブログにようこそ。

昨晩よりやっとの思いで、fbにフィードいたしました。fb経由のみなさまどうぞよろしくお願いします。

このフンドシブログは、今のところタンゴにまだ縁の薄いかたがたに向けて、我々のバンドをいじりながらタンゴの解説らしきことをしています。

今日の楽曲はコレ。

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いかにもタンゴという楽曲がとうとう顔を出してきました。

タイトルが「Nueve de julio」、邦題が「7月9日」。浅草でほおずき市をやっているこの日、梅雨時でムシムシ、サイクエースとか変な名前の水虫の治療薬をみなさんが買いに薬局に向かう日本の裏側、アルゼンチンではどうかというとこの日がどうやら独立記念日らしく、それを祝った?つまりネタにした楽曲と思われます。

タンゴをあちこちで演奏していますと、一度も行ったことなんかないのにどうも ”アルゼンチンではアルゼンチンでは” という観光的MCに偏りがちで、まあその国が発明した音楽なので当然といえばそうなんですが、またタンゴはマイナーで誤解されやすい音楽なのでしょうがないとはいえ、はとバスのガイドさんっぽくなってしまうのは悩ましいところです。
そんななかで程々でよい出来のMCが以下のものです。

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスは、ちょうど日本の裏側にあるらしい。真裏ね。私達の足の下をずっと掘っていくと、ブエノスアイレスの町のどこかにポッカリと出るらしい。いやうちは土浦だからダメで、出るのは小田原あたりらしい。
と、我がバンドのコンサートのMCでは、おでんのタマゴに串を刺したらなんて言い回しで説明しています。お客さんもへ~なるほど~と反応していただいて、なかなか微笑ましくてよいですね。

で。

今日ハタと気がついたんですが…。

ブエノス→串→小田原

ほんとうでしょうか。

…。

一瞬の戸惑いのあと

 

調べてみました。

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスから串を刺したらどこに突き抜けるか。

これ書いたらMC使えなくなっちゃうかな。

でも事実だからしょうがないですね。

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…。

すっかり身も蓋もない、酔いが醒めた気分にさせてしまいましてほんとうに申し訳ない。

忘れましょう。

ブエノスの裏は小田原。小田原にしておきましょう。いや、してあげてください。

そのほうがすべて丸く収まって、都合がいいですよね。

熱海でもいいし、伊東でもいいのね。

ということは。

そうか、これ使い分けて、ツアーの時にその場所にしてしまうという方便もありますね。

…。

まあどちらにしても遠い国です。飛行機乗り継いで丸2日かかる、もうこの世の果て、彼岸です。

南半球ですから、日本と逆さま。と言ってもみんな逆立ちして歩いているとか、女性がヒゲ生やしているとかじゃないですよ。

コレ、案外気が付かれていなくて、タンゴの誤解のひとつとワタクシは思ってるんですが。

「あらやだ奥様、演歌とタンゴはよく似ているわね。」

よく耳にします。

確かに曲や歌によっちゃわからなくないんですが。決定的に違う要素、逆の要素があるとワタクシは考えていまして。

ここだけの話ですよ。

リズムのアクセント、これが実は逆なんじゃないのか。

ブラジルやキューバの音楽がそうですね。

細かい事情はいろいろあるにせよ

タンゴもおそらく同類項。

ただし。

タンゴはこの癖というか、南米のリズム的な方言というか、これを何故か隠したがる。と私は睨んでおりまして。

タンゴはアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで産まれた。

当時のアルゼンチンは今と全く違って、農業でウハウハの貿易大国。その中心となる港町ブエノスアイレス。

当時はたいへんな都会だったと思います。移民で行くならNYかブエノスか。

そこで産まれた融合音楽、つまりポップスですね、それがタンゴ。

ジャズと同じように酒場の音楽がポピュラー化して出てきたわけです。

都会の音楽ですね。「都会」、ここポイントね。

ところが、南米の訛り。これリズムの話ね。

これがとれない。

都会と言えば三越があるかないか。

日本橋にもあるが、仙台にもある。

名古屋にもあるでよ。

仙台の人も名古屋の人も、何故か東京に来ると多くのかたは標準語。大阪の人はそのまま関西弁なのに。

おわかりいただけたでしょうか。

タンゴは都会の音楽ですから…。

これがワタクシが提唱し、誰も相手にしてくれないタンゴのリズム論、

すなわち

ブエノス=仙台説でがす。

たまには真面目にしかも短く解説しますと、タンゴは南米音楽特有のリズムをそもそも持っているが、タンゴは何故かそれを隠そうとするため、第一印象として行進曲ライクな、小節の頭が揃った縦ノリの音楽だと 誤解されやすい。

ということを申し上げたかったわけです。

うちのバンドはこの「方言」をかなり意図的にやっていて異端視されているんですが。

わりかしちゃんとやられているバンドさんも、多かれ少なかれこの譜面ではなかなか表現しにくい独特のリズムのセンスをそれぞれ解釈して演奏されていると思いますがいかがでしょうか。

 

さて演奏の解説です。
別になんてことはない演奏のようですね。
ところがこの演奏、というかこの曲に限らず我々のレパートリーのいくらかは

みな同じ譜面を見て演奏しています。

で、リハのときにリーダーからここは誰が主役とか、ここはこうやって弾いて欲しいとかいくつか注文が出まして
それぞれの創意工夫で居場所を捜しましてね。

あ、この映像では居場所を捜しきれなくて、小休止しているギタリストがいますね。

音楽は全部弾けばいいってもんじゃありませんよ奥様。アレンジ譜では何小節もまとめて長休符があるのがむしろ当たり前よ。

なんでもかんでも弾けばいいってもんじゃないのよ奥様。

その割りには目が泳いでいるわね。

ロストしてるんじゃあないかしらねオクサマ。

…。

だんだんタンゴな楽曲が出てきまして、このキャンペーンも残りの曲数を数ますと、先が見えてまいりました。

ナガイネ!が売りのフンドシブログ。タンゴ解説編でございます。

 

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