Adiós Pampa mía – さらば草原よ

みなさまこんばんわ。

ナガイネ!が息切れをはじめた「フンドシブログ」へようこそ。

自分のバンドの動画をいじりながら、タンゴにまだ馴染みのないかたに向けて、解説を行なっています。

このシリーズというか連載というか、早いものであと残り4曲です。

すでにタンゴなかたがたで最初からお読みのかたはお気づきと思いますが、タンゴと言えばこの曲!という曲がまだ登場していませんね。

そろそろです。

本日はコレ。

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タンゴ曲のリクエストで上位を占める、でも知っている人でないと知らないという不思議な曲

Adiós Pampa mía 邦題が「さらば草原よ」という曲です。

タンゴにしてはちょっと牧歌的。都会とはちょっと違う個性的な曲です。

草原ってくらいだから、都会ではありません。アグネス・チャンでもありません。

歌詞をgoogle翻訳してみました。

アディオス・パンパ鉱山!…
私…私は外国人の土地に行くのよ
さようなら、私は、道路を旅してきました
川、山や峡谷、
私が生まれた小屋。
私たちは私たちに戻らない場合は、
土地親愛なる、
私はあなたが知りたい
それは人生を手放す。
さようなら!…

さすが天下のgoogle。二行目が「行くのよ」と女性言葉。三行目が丁寧語。

性別不明。なかなかシャレてます。

「パンパ鉱山」?

アレ?邦題では「草原」なはずなのでは?

つまり夕張みたいな、鉱山もあるけど大自然の中ということなんでしょうか?

いずれにしても、住み慣れた田舎をオレは出て行くぜ、愛する我が故郷よアディオース!

なんて感じなのでしょう。

タンゴ演歌説、この曲はなんとなしにわかるような。

…。

聞いた話によりますと、アルゼンチン人はビフテキばっかり食べているらしい。

なんつっても大草原に、牛。

そもそも野生の牛だったらしい、つまり原価なし。これは何かで読みましたがほんとうでしょうか。

ということは移民で入植してみたら、牛がネギを背負って、草原は春菊も自生していて、あとシラタキとエバラのタレさえあれば出来上がり。アレ、ビフテキではなかったのか。

まあそういう曲です。

この曲、一応リズムはタンゴにカテゴライズされているようです。この演奏では、出だしを牧歌的にということで、バンドネオンが活躍。バンドネオンっていいですよね、独特の音色で一発で聴く人を魅了してしまいます。

バンドネオン。

アコーディオンと原理は同じなんですがみなさん。

バンドネオン奏者に、いい音ですねえこのアコーディオンなんて口がさけても言っちゃダメですよ。

これは別の楽器です!キッと睨まれる。

バンドネオン奏者に、タンゴの民族楽器ですね、いいですねーと言ってもダメよ。

これはタンゴでたまたま生き残った珍楽器なんですが、アルゼンチン製品ではなく、ドイツで開発製造された楽器で、じゃあ何でこんなもん作ったのかというと、「携帯型オルガン」の位置づけだそうです。

貧乏な教会なんかで、オルガンがないところでも使えるようにと。

これを、船乗りが酒場のおねえちゃんモテたさでブエノスアイレスに持ち込んで…。という流れのようで。

教会のものを黙って持ってきちゃダメですね、死後裁きにあう。

アコーディオンにも鍵盤でなくてボタン式のものがあるので、余計アコーディオンとバンドネオンは区別されにくいと思うんで、見分け方を解説しますと。

アコーディオンはランドセルをお腹側に背負うようにしっかりしたストラップがついています。バンドネオンは背負うことがあまり考えられてなくて、どうしてもというならどうぞみたいに、本体にヒモが通る金属の輪っかがついているだけで、おそらく立って弾くことをあまり想定してないみたいです。つまりこのストラップの有無ですね。

タンゴの七不思議のひとつなんですが、このバンドネオンという楽器、こんなに個性的かつ魅力的な楽器なのに、まさに絶滅危惧種で、今使い物になる新品を作っているメーカーは世界中どこにもないらしいです。

なので、中古を捜しに捜して、時にはそれを修理してなんとか使い物にするらしい。

世界のヤマハは何をやっているのか。トンボ楽器は指をくわえて何をやっているのか。

珍品楽器作らせたら世界一のコルグなら、電子バンドネオンなんか一週間で開発してくれると思うんですが。

バンドネオンのキー配列は、むちゃくちゃらしいんですね。

コレ思いつきで開発したというよりも

熱海の温泉旅館のように、増築を重ねて結果的にこうなってしまったのか。
つまり何の法則もなくあれだけのボタンがランダムについているらしい。

こんなことだから、これだけ魅力的な音色を持っていても難しすぎて後継者に恵まれず、絶滅危惧種なのではないか。

コルグならきっと作れる、今が建てなおしの大チャンス。ファンクションキーでキー配列を変えられる。クロマチック配列、ピアノ鍵盤配列だけでなく。

JISキーボードとして配列すれば、演奏しながらメールが書ける。

蛇腹の運動で自家発電。停電時にもラジオが聞ける。ケータイの充電もできる。

蛇腹を液晶パネルで作れば、演奏者用に譜面が表示されるだけでなく、開いたときに広告が表示される。開くたびに「アカチャン本舗」とか「お仏壇のはせがわ」とか「鳩サブレー」などスポンサーを切り替えられる。

ちなみにこの楽器、斜め後ろで並んで演奏してはいけませんよ。今風に言うところの、ベント、つまり蛇腹内の空気を抜く弁があって、そこから予期せぬタイミングで、風がバフーッと吹いてきますから、斜め後ろの、つまりワタクシの譜面が吹き飛んでしまいます。嫌がらせのような行為に最初は感じるんですが、そもそもがこういう設計なんでしょうがありません。並ぶ場合は真横か前がいいみたいです。

川波ちゃんのバンドネオンを聴いたのが生まれてはじめて間近でこの楽器を聴いたときで

それまではワタクシもみなさまと同じように。

アコーディオンの亜種だと思っていた(みなさんスイマセン)、

上野のお山の右や左の旦那様な楽器と思っていた(ほんとうにスイマセン)、

この楽器の音色は、正直言ってイチコロ(死語か)、文字通りイチロウがコロリと一発で魅了されました。

ギターとの相性もよい楽器です。

タンゴが好きになる要因の大きなひとつだったと思います。

アレ?今日はここまで。短いですか?

これでも十分長いよね。

長さが自慢のフンドシブログ、誰も読んでもらえなくなる前に、今回の長さ140行あたりを以降から基準にしたいと思います。

  2 comments for “Adiós Pampa mía – さらば草原よ

  1. 古川一夫
    2013年2月27日 at PM 8:20

    ご無沙汰しております。
    最近聞けておりません(汗)。
    おなかが痛くなりました!

  2. ichiro
    2013年2月27日 at PM 9:50

    コメントありがとうございます。今どき時代に逆行した「ナガイネ!」は希少と思いまして、自分の居場所をこうして作ることにしました。
    いつも目に留めていただいてありがとうございます。

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