元祖イチロウQ 6/8 プチローズ

みなさまこんばんわ。ナガイネ!なフンドシブログでございます。

しばらく前に意地になって書き続けたフンドシブログのネタ音源。

はい、タンゴじゃなくてジャズのほう。

スズキイチロウカルテットという地味~な名前をつけて活動を始めたのが10年前。

この名前はバンド名つけるのが面倒臭いからだけでなく、中心を持たないバンドとして長続きさせたいということから命名しました。

バンド名って一旦つけちゃうといつか解散しなくちゃならない気がして。

でも責任者が誰かハッキリしないと、何かと面倒だし。それはワタクシなので、バンド名なしで責任者あり。

スズキイチロウ+カルテット=平凡+平凡、チキン+ラーメン=チキンラーメンみたいでいいでしょう。

スズキ+イチロウ=スズキイチロウが言うんだから間違いありません。

そのスズキイチロウカルテット、略してイチロウQ、これは自分の好きなことをやれるバンドで、ジャズを利用したというか、もっと言うとジャズと、歌謡曲とかフォークソングとか、そういうものも一緒にして、でもジャズかどうかというとちゃんとジャズで、しかもどーしてもやりたかったのが、ギターを和音楽器として機能させたいというものでした。

案外このスタイルってありそうでない方向で、今思うと、ポール・デスモンドに雇われたジム・ホールあたりが発想としては近いんですが、当時そんな上手にジャズのスタンダードを弾ける自信がなかったんで、だったら都合よく弾けるように、自分で曲を書いてしまえば怒られないだろう、4ビートじゃなくても怒られないだろう…、そんなでした。

…。

曲を書くのは、私にとってはゲームのルールを決めるような感覚です。

何にも決め事がないと、って当時そういうバンドを経験した後だったんですが、ひろ~い場所でかくれんぼしてるような、そんな感覚なときもあって。逆に、ひろ~い場所なふうに聴こえるサウンドは、案外結果的に暗黙かつ厳格なルールに従って成り立つような仕組みになっていたり。

なので、最小限なサウンドのルールだけ決めて、あとはメンバーに任せられるような骨組みを作ってしまったほうがいいかと思いました。

出来るかぎり自由にやりたかったのですが、あまりにも自由すぎると演奏する側が面白くても、聴く人の印象はどうかな、と思ったので、コレ書いていいかわかんないんですが…、

楽曲にはできるだけ「キャッチーなメロディ」を用意しようと考えました。

キャッチーなものは、当時どちらかと言うとバカにされる線というか、恥ずかしい線っていうセンスがあったのですが、そもそも70年代の歌謡曲で育ったので、キャッチーなものは良いものとどこかで思っていて、ならばここは少々拘ろうと考えていました。

当時この線は、ジャズとしてほとんど受け入れられるものではなかったんじゃないかなと思います。ブルースなし、イエーなし、4ビートもほとんどなし、でも自由はあり、SeikoMatsudaなメロディあり。

もうひとつは、

どんなにズッコケても、退屈でも、いや、その危険がある曲ほど、エンディング、つまりコーダ部分を細工しておくようにして、どんな展開になっても着地だけはするような仕組みにして、拍手をもらいやすくしました。

…。

あれからしばらくたった今、アレ?、これってやっぱりあんまり誰もやんないのかなと。

今は、10年前と違って、どうやら随意契約なものというか手形が必要なようなムードがありますですね。

誰かやってたらワタクシなんぞの力なき演奏家は お呼びでない。

アレ?

ジャズを利用したもの。

タンゴを利用したもの。

××を利用したもの。(さすがにコレは書けない)

はっはっは。

今の時代は得意なものしか、聴いてもらえないし、やらせてもらえないですから。

得意なものをやってないと居場所がなくなっちゃうので。

タンゴのギターも今となっては得意ですよ、いいか悪いか上手いかヘタかそれを除けば、こんなスタイルでやっている(物好きな)人はおそらく国内ではいないから、私よりもっと若くてイケメンで身体が丈夫で、まあそういう人が出てくるまでの間はいいんじゃないかな。

アレ?もうひとつありましたね。

だって

作っちゃったものは、他にはないし、ネットで音源も譜面さえも公開しても、

誰もやってくれないから、イチロウ百選は私がやるしか、こればかりはしょうがない。

どっちも代打、つまりトラがいない。

そんなわけで。

週末、6/8の土曜日、6年ぶりの元祖イチロウQを用意しました。元祖というからには当時のオリジナルメンバー、スズキイチロウ(g)小森慶子(ss,bcl)磯部英貴(b)金子清隆(d)で。

場所はいつも演奏させてもらってる東向島プチローズです。

…。

ナンデプチでイチロウQ?

意外だなと思う方が多いかもしれませんが。

イチロウQの初演はここプチローズなんですよ。つまり小森さんとはじめて演奏したのはココ。これをやる前、ジャズのブッキングではじめて磯ブーを呼んだのもここ、カネコちゃんはローズバンドやら何やら、ここでジャズをはじめてからずっとカネコちゃん。

よく考えたらみんな縁があるんですよね。

ところがです、

今この店で、私がこういうことをやっていたと知る人がいない。どれだけいないかというと0%、またの名を全滅。

すっかりタンゴなギタリストのワタクシ。

で。

演奏後のある日…。
え?イチロウさんジャズ

 できるの?
「も。」ってナンダ。

そもそもはこの言葉に奮い立ちました、お客様は神様です。イヤ、ホント。

他にも、これはいつだったかプチローズではなく県内で、

「この人、スズキイチロウさんと言ってね、タンゴで全国回ってるプロのギタリストで…ジャズもね
趣 味 で  やってるの。」
…、

どうです、趣味にしちゃ、そこそこイケてるでしょ?

…。

新たなる継続を目標に、まずは今週末、元祖イチロウQ ver1.0でございます。

ワタクシ、力なき無名のギター弾きでございますが、何故かいつでも素晴らしき共演者に恵まれる強運の持ち主です。

しかし、長年の常連さんの「も」にお応えするには

ワタクシの過去を知っている 並びに

こういうスタイルのジャズ のようなもの を知っている

皆様の協力が必要です。

見た目と違って、元々がマイペースなので、またマイペースになれるような空間を目指してがんばります。

もちろんせっかくの機会ですから、手ぶらじゃいきませんよ。

皆様のお越しをお待ちしています。プチローズの住所や連絡先は右のイベントリストに映っているでしょうか。

演奏は20時からです。

  2 comments for “元祖イチロウQ 6/8 プチローズ

  1. 2013年6月7日 at 午後 11:10

    6月1日の演奏をどうもありがとうございました。ここの、こだわりのブログを拝見しました。

    ジャズ聞きたいです。得意ジャンルではありませんが、「Miyukiタンゴがやって来る」のプロフィール紹介で どんだけジャズの世界ですんごいかってことご紹介しましたし、華麗なテクニック聞いてしまいましたし・・・ちょっと見、近づきがたいのにお話面白いですし・・・・

    ジャズはもう演奏していらっしゃらないんじゃないかと勝手に思っていました。
    あ~やっぱりそうなんだ、と嬉しくなりました。なんか、ちょっと嬉しくなってコメントしました。

    • ichiro
      2013年6月7日 at 午後 11:57

      コメントありがとうございます。
      はっはっは、ワタクシのようなタイプのオリジナルなジャズはなかなかやれるところも少ないんですね。なのでどこにも属さずにボチボチやっていけたらと考えています。そもそもコンサートホールを目指すタイプのものは考えていなくって、若い人がいつかこんなもんでもないよりマシみたいに受け継いでくれればくらいの目標ですが、タンゴとジャズという水と油の関係を、同じ音楽だ、どうだ即興でもイケるじゃないかという線はまだ研究していきたいところです。

      先日はたいへんお世話になりました。ありがとうございました。

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